
ジムに行く前に変えた食習慣

経営者やフリーランスで在宅作業が中心の方から、こんな相談をよく受けます。
「コロナをきっかけに在宅が増えた。気づいたら体重が10kg以上増えた」「会食はそれなりにあるけど、移動も運動もしないから戻らない」「ジムに行こうかと思うけど、まず何をすればいいのかわからない」。
実際、在宅勤務に切り替わった人の59.1%が体重増加を経験したという報告があります[1]。1日あたりの座っている時間も、出社時の 7.7時間から在宅では10.6時間まで増加していました[1]。
この記事では、在宅作業中心で太ってしまった40代男性が、ジムに通う前にまずやるべきこと、特に「食事の整え方」を Woot! クライアントの事例とあわせて解説します。
在宅で太るのは「意志が弱いから」ではありません。生活構造が変わると、自然に太る方向に体が動きます。 原因を理解すれば、対策はシンプルになります。

出社時は通勤・打合せ移動・社内移動で1日5,000〜8,000歩は自然に稼げています。在宅になると、これがほぼゼロになる人が大半です。
さらに、座っている時間そのものが伸びます。座位時のエネルギー消費は1.33〜1.45MET、歩行は2.17〜3.22MET と倍近い差があります[2]。在宅で座位が3時間増えれば、それだけで1日200〜300kcalが消えなくなります。
1日300kcalの差は、月にすると 体脂肪約1kg分。半年で6kg増える計算です。

在宅勤務では、食の選択肢が冷蔵庫・コンビニ・デリバリーに集中します。打合せ前後にちょっとつまむ、という"ながら食い"が増え、満腹感が育つ前にカロリーを積み上げてしまいます。
経営者の方は会食もある。外食では選べるけれど、在宅ではつい選ばない。この非対称が、在宅期間で体重を押し上げます。
実際の研究でも、在宅勤務中に体重が増えた人ほど、健康的でない食事スコアが有意に高かったことが報告されています[1]。

40代以降は、何もしなければ筋肉量が年1%ずつ落ちていきます。基礎代謝の大部分は骨格筋が担っているので[3]、筋肉が減ると「同じ量を食べても太る」体になります。
在宅勤務はこれに拍車をかけます。通勤の階段・歩行という"無自覚の負荷"がなくなり、座って画面を見るだけの生活になると、筋肉に刺激が入りません。
結果、「食べていないのに痩せない」「動かないのに減らない」という、いちばんもどかしい状態に入っていきます。

ここで一度、考え方を整理させてください。
「ダイエット」と聞くと、多くの方が摂取カロリーを減らして体重を落とすことをイメージします。でも、これは短期的には痩せても、筋肉も一緒に落として基礎代謝が下がるため、リバウンドしやすくなります。
僕がおすすめしたいのは逆です。先に「痩せやすい体」を作る。具体的には、筋肉量を維持・増やしながら、食事の質を整えていくこと。
この順番でやると、無理な制限なしに、食べながら体が変わっていきます。我慢で痩せるのではなく、体が変わるから自然に整うという順番です。
在宅で太ってしまった人が「とりあえずジムに通おう」と動く前に、この発想転換だけは持っておいた方がいいです。

Woot! でトレーニングを継続している、40代後半の経営者Aさんの実例を紹介します。コロナをきっかけに在宅作業が増え、体重が大きく増加した方です。
ビフォー(入会時)
アフター(1年半後)
Aさんは糖質制限をしていません。カツ丼もパスタも牛丼も食べながら、上記の数字を出しています。やったことは、食事の質を整える + 週2回の筋トレ + 食べる量とタイミングの調整だけ。
「来年1月と2月は体重増やそうかな(笑)」とご本人が言うほど、いまは"太りたくても太りにくい体"になっています。 ※体組成・体型の変化には個人差があります。Aさんは在宅期間中も継続的にトレーニングと食事サポートを受けた結果です。
ジムに通う前でも、ここから始めればすぐに体が動き出します。Aさんに最初にお伝えしたのも、ほぼこの3つでした。
まず量ではなく質を変えます。具体的には次の3つ。
量を減らさなくても、この3つを満たすだけで満腹感が長く続き、間食が自然に減ります。
会食もデリバリーも、断つ必要はありません。選び方を変えるだけで結果は変わります。
Woot! 哲学はここに尽きます。ダイエットは楽しい人生のためのツール。我慢で続くものは何もありません。

体重だけでは在宅期間中の変化はわかりません。InBodyで筋肉量・体脂肪率・部位別バランスを測定すれば、何から手をつけるべきかが明確になります。 無料カウンセリングでは、生活ヒアリングと体組成測定をもとに、あなた専用の食事・運動プランをご提案します。

幼少期から食べることが大好きで、120kgオーバーの頃も。ながなが痩せたくても痩せられなかったが、独自の試行錯誤の末に「たくさん食べながら、痩せられる」方法を発見してきた。オリジナルの「ゆるふわ」に続けられるダイエットメソッドを提唱しつつ、日本一の体を決めるボディメイクコンテストで優勝、国内を始めNYでのモデルなど、活動の幅を広げる。
六本木・池袋で展開するパーソナルジム。科学的根拠に基づいたトレーニングと栄養指導を提供し、一人ひとりに最適化されたプログラムで目標達成をサポート。