プロテインシェイカーと食材が並ぶ写真
タンパク質・プロテイン

プロテインは本当に必要?

飲むべき人・飲まなくていい人を正直に解説します

「みんな飲んでるから、飲まないといけない気がして…」

筋トレを始めると、周りがみんなプロテインを飲んでいることに気づきます。「飲まないと筋肉がつかないの?」「逆に太ったりしない?」そんな不安を抱えたまま、とりあえず買ってみたという方も多いのではないでしょうか。

まず最初にお伝えしたいのは、プロテインは魔法の粉ではないということです。プロテインとは、タンパク質(protein)をそのまま英語にした言葉に過ぎません。つまり、鶏むね肉・卵・魚・豆腐といった食品に含まれる、あの栄養素と同じものです。

結論: プロテインが必要かどうかは、あなたの食事・運動頻度・目的によって異なります。

この記事では、「飲むべき人・飲まなくていい人」の判断基準と、体重別の必要タンパク質量を計算式付きでわかりやすく解説します。

こんな悩みはありませんか?

  • プロテインを飲まないと筋肉がつかない気がする
  • 食事でタンパク質を摂っているつもりだけど、量が合っているか自信がない
  • プロテインは太る・体に悪いと聞いて怖い
  • 種類が多すぎて(ホエイ・ソイ・カゼイン…)どれを選べばいいかわからない
  • 毎日飲み続けないといけないのか不安
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「プロテインを飲まないと意味がない」と思って焦る必要はまったくありません。お客様を見ていても、プロテインより先に食事の質を整えただけで見た目が変わった方はたくさんいます。まずは今の食事を知ることが一番の近道です。

プロテイン不要派・必要派、どちらが正しいのか

高タンパク食材が揃った食事

食事で十分なケース

以下に当てはまる場合、プロテインなしでも十分な効果が得られます。

毎食、肉・魚・卵・豆腐など高タンパク食品を意識して食べられている場合。トレーニング頻度が週1〜2回程度の場合。そして、体重(kg) × 1.4〜1.6gのタンパク質を食事で確保できている場合です。

例えば体重60kgの方であれば、84〜96g/日。卵2個(約12g)、鶏むね肉100g(約23g)、豆腐1丁(約15g)などを組み合わせれば、食事だけでも十分に近づけます。

プロテインを準備している様子

プロテインが有効なケース

一方で、以下の条件が重なると食事だけでは不足しやすくなります。

食事が不規則・外食が多く、タンパク質が足りていない場合。週3回以上トレーニングしており、必要量が増えている場合。また、食事量を増やしにくい(満腹感・カロリー制限中)場合や、忙しくて料理の時間がとれない場合もプロテインで補うのが現実的です。

プロテインはあくまで「食事の補助」。食事では摂りきれない分を、効率よく補う道具として考えましょう。

タンパク質量を記録している様子

体重別・必要タンパク質量の計算式

目安として以下の計算式を参考にしてください。

一般成人の健康維持の目安: 厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)』では成人男性65g/日・成人女性50g/日が推奨量とされています[1]。ただし、これは健康維持のための基準であり、筋トレや体づくりをしている方の最適量とは別です。

筋トレをしている方の目安: 国際スポーツ栄養学会(ISSN)のガイドラインでは、運動をしている方全般に体重1kgあたり1.4〜2.0g/日を目安としており[2]、筋トレ初心者〜中級者では1.4〜1.6g/日、しっかり筋肥大を狙う方やトレーニング量が多い方では1.6〜2.0g/日前後が実務的によく使われる目安です。

例: 体重65kgの筋トレ初心者 → 91〜104g/日が一つの目安。食事で70g確保できているなら、不足分の20〜35gをプロテイン1杯で補う、という考え方が合理的です。

自分はプロテインが必要?チェックリスト

3つ以上当てはまった場合、プロテインの活用を検討してみましょう

毎食タンパク質食材(肉・魚・卵・大豆製品)を意識して食べていない

外食・コンビニが週4回以上

筋トレ後に何も食べずに2時間以上経つことが多い

朝食はパンやシリアルのみが多い

週3回以上トレーニングしている

食事を減らしてカロリー制限中

体重1kgあたり1.4gのタンパク質を食事だけで摂れているか自信がない

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チェックリストで3つ以上当てはまった方も、いきなり高価なプロテインを買う前にコンビニのサラダチキンや卵を日常に取り入れてみてください。それだけで「足りなかった分」をかなりカバーできることが多いです。

Woot!が実践する食事とプロテインの整え方

トレーナーが食事記録を確認しているシーン

プロテインの活用を考える前に、まず「どこで・どのくらい不足しているか」を知ることが出発点です。Woot!では食事の可視化から始め、必要な量だけを補う仕組みを一緒に整えていきます。

まず食事を可視化する

プロテインを買う前に、現在の食事でどれだけタンパク質が摂れているかを把握することが先決です。Woot!では最初のカウンセリングで食事の記録を確認し、不足している栄養素を明らかにします。

不足分だけをプロテインで補う

食事が整ったうえで、まだ足りない分をプロテインで補います。「毎日飲まないといけない」ではなく、必要な日・必要な量だけ使う道具として位置づけると続けやすくなります。

目的に合わせた量とタイミングを調整

ダイエット目的か筋肥大目的かによって、必要なタンパク質量もタイミングも変わります。Woot!では目標・体組成データをもとに、個人に合った量を設定します。

継続できる習慣に落とし込む

「飲み忘れた日は効果ゼロ」という思い込みは不要です。週単位でのトータルを見て、無理なく続けられる形を一緒に作っていきます。

プロテインの種類と選び方|ホエイ・ソイ・カゼインの違い

ホエイ・ソイ・カゼイン3種のプロテイン比較

ホエイ・ソイ・カゼインはそれぞれ原材料・吸収速度・目的が異なります。自分の目標と生活スタイルに合ったものを選ぶことで、効果を最大限に引き出せます。

ホエイプロテイン(初めて選ぶ人に使いやすい定番)

ホエイは牛乳由来のプロテインで、比較的吸収が速く、トレーニング後や食事でタンパク質が不足した場面で使いやすいのが特徴です。必須アミノ酸、とくにロイシンを多く含むため、筋トレをしている方にとって扱いやすい選択肢です。

WPC(ホエイプロテインコンセントレート)は比較的安価で続けやすく、乳糖不耐症の方や脂質を抑えたい方はWPI(アイソレート)を検討するとよいでしょう。

→ タンパク質は"いつ飲むか"だけでなく、"1日にどれだけ摂れているか"がまず重要です。そのうえで、1日3〜4回に分けて摂ると実践しやすくなります[2][3]

ソイプロテイン(植物性を選びたい人・乳製品が苦手な人向き)

ソイは大豆由来の植物性プロテインです。乳製品アレルギーや乳糖不耐症の方、植物性中心の食事をしたい方に向いています。

ホエイよりロイシン量がやや少ないため、同じ量で比べたときの筋タンパク合成への反応は弱い可能性があります。筋肥大を最優先するならホエイが第一候補になりやすいですが、植物性食品を優先したい方や乳製品が苦手な方にとっては、必要量を満たすことで十分活用できる選択肢です[4]

→ カロリー制限中・乳製品が苦手な方に

カゼインプロテイン(就寝前に使いやすい選択肢)

カゼインは同じ牛乳由来でもホエイより消化吸収がゆるやかで、腹持ちの良さを感じやすいのが特徴です。そのため、就寝前の補食や、空腹時間を長く空けたくない場面で使いやすいプロテインです[5]

価格はやや高めですが、夜だけカゼインを使う方も多いです。

→ 就寝前・空腹で眠れない方の選択肢として

まず食事でタンパク質を増やす

高タンパク食材の一覧(卵・鶏むね肉・豆腐・納豆など)

プロテインを検討する前に、まずは日常の食事でタンパク質を増やすことが最優先です。コンビニや外食でも工夫次第で十分なタンパク質を確保できます。

以下では、朝・昼・夕・間食それぞれでタンパク質を増やす具体的な方法をまとめました。食材の組み合わせを少し変えるだけで、1日のタンパク質量は大きく変わります。

プロテインに頼らずタンパク質を増やすコツ

朝食

  • 卵2個(ゆで卵・スクランブルエッグ)をプラス → 約12g追加

  • 無糖ギリシャヨーグルト(100g)→ 約10g

  • 納豆1パック → 約8g

昼食(外食・コンビニ)

  • サラダチキン1袋 → 約25g、手軽で最強のタンパク源

  • ゆで卵2個をプラス → 約12g

  • 豆腐・冷奴を単品でプラス → 約10g

夕食

  • 主菜(肉・魚)を手のひら1枚分(100〜150g)を意識する

  • 豆腐・納豆をもう一品として追加する

  • 汁物に豆腐・卵を入れてタンパク質をプラス

間食・補食

  • プロテインバー(商品による)→ 10〜20g

  • チーズ(プロセスチーズ1枚)→ 約4g

  • 枝豆(100g)→ 約11g

プロテインドリンクのタイミング

  • まずは1日の総タンパク質量を確保することが優先。朝・昼・夕・補食のように3〜4回に分けて摂ると無理なく必要量を満たしやすくなります

  • 朝食でタンパク質が不足しがちな方は朝に1杯

  • 就寝前にお腹が空きやすい方はカゼインプロテインも選択肢のひとつ

  • トレーニング後すぐに飲めない日があっても、それだけで効果がゼロになるわけではありません

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40〜50代では、加齢に伴って筋肉量が少しずつ低下しやすくなります。体型の変化は筋肉量の変化だけでなく、活動量や食習慣など複数の要因が絡みますが、タンパク質不足は見直しやすい重要なポイントのひとつです。プロテインを飲む飲まないより、「毎食タンパク質を意識する」という習慣を作ることが、体型維持の土台になります。

40〜50代こそタンパク質を意識すべき理由

40〜50代が元気にトレーニングしているシーン

40代以降、体型が変わりやすくなる背景には、筋肉量の変化だけでなく、活動量の低下、睡眠、ホルモン変化など複数の要因があります。その中でも、タンパク質不足と筋肉量低下は食習慣で見直しやすいポイントです。この年代だからこそ、タンパク質を意識した食習慣が体型維持の土台になります。

加齢による筋肉量の自然な低下(サルコペニア)

加齢とともに筋肉量・筋力が自然に低下する「サルコペニア」は、特に中高年以降に進行が顕著になるとされています[6]。さらに加齢とともに筋タンパク合成の感受性も落ちるため、同じ量のタンパク質を摂っても若い頃ほど筋肉になりにくくなります。

20代と同じ食事では筋肉量の維持すら難しい状況に。40代以降は、タンパク質摂取に対してより意識的になる必要があります。

基礎代謝の低下と太りやすい体への悪循環

筋肉は体の中で重要な代謝組織であり、基礎代謝に大きく貢献します。タンパク質が足りずに筋肉量が落ちると基礎代謝が下がり、同じ食事量でも太りやすくなる悪循環に陥りやすくなります。

「昔より体型が変わりやすくなった」背景には、筋肉量の変化だけでなく、活動量の低下、睡眠、ホルモン変化、総摂取カロリーの変化など複数の要因があります。その中でも、タンパク質不足と筋肉量低下は食習慣で見直しやすい重要なポイントです。

40〜50代に推奨されるタンパク質量の目安

40〜50代で運動習慣がある方は、一般成人の推奨量だけでは不足することがあります。国際スポーツ栄養学会(ISSN)のガイドラインでは、運動習慣のある人に対して体重1kgあたり1.4〜2.0g/日程度が目安として示されており[2]、メタ解析では効果は約1.62g/kg/日前後で頭打ちになる傾向も示されています[7]

例えば体重65kgなら、約91〜104g/日が現実的な目安。初心者や週2〜3回の筋トレであれば、まずは1.4〜1.6g/kg/日前後から始めると無理がありません。食事で70g確保したうえでプロテイン1杯(約20〜25g)を補う形が現実的です。

よくある質問

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プロテインは、飲まないと筋肉がつかない"必須アイテム"ではありません。一方で、忙しい方、食が細い方、減量中の方、週3回以上トレーニングする方にとっては、食事だけで不足しやすいタンパク質を手軽に補える便利な道具です。大切なのは"飲むかどうか"ではなく、"自分に必要な量を食事も含めて満たせているか"です。

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執筆者について
About the author

青木泰蔵

青木泰蔵

NSCA-CPT認定パーソナルトレーナー

https://www.instagram.com/taizo_bm/

幼少期から食べることが大好きで、120kgオーバーの頃も。ながなが痩せたくても痩せられなかったが、独自の試行錯誤の末に「たくさん食べながら、痩せられる」方法を発見してきた。オリジナルの「ゆるふわ」に続けられるダイエットメソッドを提唱しつつ、日本一の体を決めるボディメイクコンテストで優勝、国内を始めNYでのモデルなど、活動の幅を広げる。


監修者について
About the reviewer

パーソナルジム Woot!

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六本木・池袋のパーソナルジム

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六本木・池袋で展開するパーソナルジム。科学的根拠に基づいたトレーニングと栄養指導を提供し、一人ひとりに最適化されたプログラムで目標達成をサポート。

最終更新日: 2026年3月29日