
体重が落ちる仕組みを知って、お酒と上手につきあう方法

正直に言います。僕自身、お酒が好きです。飲み会も楽しむし、好きなものを我慢してばかりの人生は送りたくない。
だからこそ、この記事で「禁酒しなさい」とは言いません。
ダイエットは「楽しい人生を送るためのツール」です。飲み会で友人と乾杯すること、好きなことを楽しむこと、それ自体が豊かさです。体づくりは、その楽しさを犠牲にして手に入れるものではない、と考えています。
ただ、お酒が体重に影響を与える仕組みを正しく知っておくことは大切です。仕組みを知れば、「やめる・やめない」ではなく「どう調整するか」「どこでメリハリをつけるか」という発想で体をコントロールできるようになります。
僕自身の50kg減量経験と、パーソナルトレーナーとして多くの方の体づくりをサポートしてきた経験をもとに、お酒と体重の関係を解説します。
「禁酒しなきゃ」と思いつつ、なかなか踏み切れない方へ。

お酒のカロリーを正確に把握している人は多くありません。まずは数字を確認しましょう。
アルコール 1g あたり 約7.1kcalのエネルギーがあります[1]。これは糖質(4kcal/g)や脂質(9kcal/g)の中間に位置する高カロリーです。
主なお酒のカロリー目安は次の通りです。
毎晩ビール2本を飲む習慣がある場合、それだけで年間約157,000kcalになります。脂肪1kgは約7,200kcalに相当しますから、計算上は脂肪換算で年間20kg超に相当するカロリーをお酒だけで摂取していることになります。
「なぜお酒を飲むと太りやすいのか」を知ることが、上手なコントロールの第一歩です。
アルコールは1gあたり約7.1kcalのエネルギーを持ちます[1]。糖質(4kcal)より高く、脂質(9kcal)に次ぐ高カロリーです。
毎晩ビール2本の習慣なら1日約430kcal、月換算で約13,000kcalをお酒だけで摂取しています。食事でこれほどのカロリーを意識していても、お酒で帳消しになっているケースは多い。
アルコールが体内に入ると、肝臓はアルコールの分解を最優先で行います[2]。その間、食事から摂った脂肪や糖質の燃焼は後回しになります。
つまりお酒を飲みながら食事をすると、食べ物の脂肪が燃えにくい状態が続きます。ヘルシーなものを食べていても、一緒に飲むだけで蓄積されやすくなる。
「お酒を飲むとよく眠れる」と感じる方も多いですが、これは誤解です。アルコールは一時的に入眠を促すものの、睡眠の後半で中途覚醒を増やし、眠りを浅くします[3]。
深い睡眠(ノンレム睡眠)が減ると、脂肪分解や筋肉修復に関わる成長ホルモンの分泌が妨げられます。毎晩飲んでいる人は慢性的に代謝が下がっている状態になりやすい。
アルコールには食欲を増進させる作用があります[4]。「もう一品」「締めにラーメン」と食べ過ぎてしまうのは、意志の問題ではなく生理的な反応です。
さらにおつまみ(唐揚げ・チーズ・ポテトなど)のカロリーが積み重なります。お酒のカロリーより、おつまみのカロリーの方が多いケースもあります(個人の食習慣によって異なります)。
アルコールには体内の水分バランスを乱す作用があり、飲んだ翌朝に顔や体がむくみやすくなります[5]。
これが慢性的に続くと体重計の数字にも影響します。「飲んだ翌日に体重が増えている」のは、脂肪よりも水分の変動によるものが大きい。

個人差は大きいですが、一般的な目安を紹介します。
禁酒1〜2週間 むくみが取れることで体重が落ちやすい時期です。体脂肪の減少はまだ少ない段階です。毎晩ビールを2本以上飲んでいた方が禁酒した場合、1〜2週間で1〜2kg前後の変化を感じることがあります(個人差があります)。
禁酒1ヶ月 カロリー削減と睡眠改善が重なり、体脂肪が落ち始めます。飲酒量が多かった人ほど変化が大きく出る傾向があります。Woot!での事例では、1ヶ月で2〜3kgの体重変化が見られたケースもあります(個人差があります)。
禁酒3ヶ月 食欲の安定と代謝の改善が加わり、体型の変化を実感しやすくなります。筋トレを組み合わせるとこの時期の効果が高まります。
ただし、禁酒だけで大きく痩せるわけではありません。お酒をやめてもその分を菓子類や清涼飲料水で補ってしまうケースも多く、後述する「落とし穴」に注意が必要です[6]。
Woot!にお越しのお客様からは「節酒を始めて1ヶ月で体重に変化が出た」「禁酒してから顔のむくみが取れた」といった声をいただいています(個人差があります)。
「禁酒を頑張ろう」と無理をしても、続かない理由があります。
無理な我慢→ストレスホルモン(コルチゾール)が増える:コルチゾールは筋肉を分解し、脂肪を蓄積しやすくする。意志力だけで乗り切ろうとするほど、体は痩せにくくなる
我慢の反動で補償行動が起きる:「今日は我慢した」の翌日に爆飲み・過食。トータルで見るとプラスマイナスゼロ、あるいはマイナス
楽しさを失ったダイエットは続かない:飲み会を断り、好きなことを我慢して、それで3ヶ月後に体が変わっていなかったら? 心が折れて元に戻るだけ
飲む日と飲まない日をあらかじめ決める(週3→週1など。飲む日は楽しめばいい)
量を減らす。毎晩ビール2本→1本に変えるだけでも年間約78,000kcalの削減になる
飲む種類を選ぶ。ストロング系や甘いサワーより、ビール・ワイン・焼酎ロックの方がカロリーと糖質を抑えやすい
飲み会はダイエットの「例外日」と設定する。翌日からリセットすれば問題ない
おつまみの選び方だけ意識する。枝豆・刺身・焼き鳥(塩)など、タンパク質中心に
「1次会で切り上げる」という選択肢を持つ。2次会がなければ飲む量は自然に減る
帰宅後の「習慣飲み」を炭酸水やノンアル飲料に置き換える(飲み会のお酒は変えない)
飲む前にタンパク質(ゆで卵・豆腐など)を食べておくと食欲が安定しやすい傾向があります(個人差があります)
飲酒量を記録する。「見える化」するだけで自然に量が減ることが多い
筋トレをすると「鍛えているのに崩したくない」という感覚が自然に生まれ、飲みすぎを防ぎやすくなる
筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、多少飲んでも体に影響が出にくくなる
「飲んでいい体を作る」という発想で、筋トレをお酒を楽しむための投資として考える

「お酒をやめれば痩せる」は正しい。でも、やめ続けることができなければ意味がない。
僕が多くのお客様を見てきて感じるのは、筋トレと飲酒習慣の調整を組み合わせた人が、最も長く結果を維持しているということです。
その理由はシンプルです。
Woot!では、飲酒習慣のある方が筋トレと飲み方の調整を組み合わせて体脂肪率を大きく改善した事例があります(個人差があります)。
パーソナルジム Woot!では、飲酒習慣のある方でも無理なく体を変えるプランを一緒に作ります。「完全禁酒」は必須ではありません。
InBodyによる体組成測定で筋肉量・体脂肪率・基礎代謝を数値で確認。飲酒習慣が体にどう影響しているかを客観的に把握します。
「やめる」ではなく「調整する」視点で、現実的な食事と飲み方のプランを一緒に設計します。飲み会がある週も、普段の習慣も、トータルで体が変わるように組み立てます。
週1〜2回の個別プログラムで「飲んでも太りにくい体」を作ります。筋肉量が増えるほど代謝が上がり、お酒を楽しむ余裕が生まれます。
体重・体脂肪率・筋肉量の変化を数値で追跡。「飲みながらでも体が変わっている」という実感が、無理なく続けるモチベーションになります。

「禁酒は続かない」「飲み会はやめたくない」そんな方こそ、ぜひ一度話しましょう。 お酒の楽しさを手放さずに体を変えるプランを、一緒に考えます。

幼少期から食べることが大好きで、120kgオーバーの頃も。ながなが痩せたくても痩せられなかったが、独自の試行錯誤の末に「たくさん食べながら、痩せられる」方法を発見してきた。オリジナルの「ゆるふわ」に続けられるダイエットメソッドを提唱しつつ、日本一の体を決めるボディメイクコンテストで優勝、国内を始めNYでのモデルなど、活動の幅を広げる。
六本木・池袋で展開するパーソナルジム。科学的根拠に基づいたトレーニングと栄養指導を提供し、一人ひとりに最適化されたプログラムで目標達成をサポート。